ステップ1 盤と駒
将棋は、相手の玉を追いつめるゲーム
9×9の盤で、2人が1手ずつ交互に駒を動かします。相手の玉(王)が、どう逃げても取られてしまう状態にしたら勝ち。これを「詰み」といいます。
駒をタップしてみましょう動ける升に印が付きます。何もない升をタップすると、その升の名前が出ます。
升の呼び方
縦の列を「筋」、横の列を「段」といいます。筋は右から1〜9、段は上から一〜九。升は筋と段を組み合わせて「7六」のように呼びます。
指した手を書き残したものが「棋譜」です。先に指す人を先手(▲)、後から指す人を後手(△)と書き、「▲7六歩」なら「先手が7六の升に歩を進めた」という意味です。
駒の向きで見分ける 駒はとがった方が前。自分の駒は上向き、相手の駒は下向きに置かれます。盤の手前(七〜九段目)が自分の陣地です。
駒は8種類、20枚ずつ
ステップ2 駒の動き
駒ごとに、動ける方向が決まっている
駒を選ぶと、盤の真ん中に置いたときに動ける升に印が付きます。大きな点は1マス先、小さな点が続く方向は「どこまでも」進めます。
ほかの駒は飛び越えられない 香・角・飛は、途中に駒があるとそこで止まります。相手の駒ならその升に進んで取れますが、自分の駒の升には入れません。飛び越えられるのは桂だけです。
ステップ3 成る
敵陣に入ったら、駒を裏返して強くできる
相手側の3段(先手なら一〜三段目)を「敵陣」といいます。駒が敵陣に入るとき、敵陣の中で動くとき、敵陣から出るときに、裏返して「成る」ことができます。成るかどうかは自分で選べます。
必ず成る場合 歩と香は一段目に、桂は一段目と二段目に進むとき、必ず成ります。成らないと、その先に動けなくなるからです。金と玉は成れません。
やってみよう
斜線の3段が敵陣です。歩や銀を敵陣まで進めると、成るかどうかを聞かれます。成ると動きがどう変わるか、駒をもう一度タップして確かめましょう。
銀や桂は、あえて成らない方がいい場面もあります。成銀は金と同じ動きになり、斜め後ろに下がれなくなるからです。
ステップ4 持ち駒
取った駒は、自分の駒として打てる
相手の駒がいる升に動くと、その駒を取れます。取った駒は「持ち駒」になり、自分の番に1手使って、盤の空いている升に置けます(これを「打つ」といいます)。将棋がチェスと大きく違うところです。
- 成った駒を取ると、元に戻る龍を取れば飛車、と金を取れば歩として持ち駒になります。打つときはいつも成っていない面で打ちます。
- 二歩(にふ)は反則成っていない自分の歩がある筋には、歩を打てません。と金がある筋には打てます。
- 行き所のない升には打てない歩と香は一段目、桂は一段目と二段目に打てません。打ったあと動けなくなるからです。
- 打ち歩詰めは反則持ち駒の歩を打って相手を詰ませてはいけません。盤上の歩を進めて詰ませるのは問題ありません。
やってみよう
相手の金を取ってから、駒台の金や歩をタップしてみましょう。打てる升に点が付きます。打てない升をタップすると、その理由が出ます。
ステップ5 王手と詰み
王手をかけて、逃げ道をふさぐ
次の手で玉を取れる状態にする手を「王手」といいます。王手をかけられた側は、必ずその王手を防がなければいけません。
- 1. 玉が逃げる相手の駒の利きがない升へ玉を動かす。
- 2. 王手している駒を取る玉やほかの駒で、その駒を取ってしまう。
- 3. 間に駒を置く(合駒)飛車・角・香の遠くからの王手なら、間に駒を動かすか打って利きをさえぎる。
王手を防いでみよう
あなたの玉(5九)に、相手の飛車が王手をかけています。3つの防ぎ方を全部見つけられるでしょうか。指せる手しか選べないようになっています。
見つけた防ぎ方:まだありません
詰み:どう防いでも王手が残る
▲5二金と打った形。玉は逃げる升がなく、金を取ろうとしても歩に取り返されてしまう。これが「頭金(あたまきん)」という基本の詰み形です。
実際の将棋では玉を取らない 詰んだ時点で勝負は終わりです。詰まされた側が「負けました」と言って終わるのが礼儀です(投了)。
ステップ6 反則と指し方のコツ
これだけ知っていれば対局できる
してはいけない手(反則負け)
- 二歩・行き所のない駒・打ち歩詰めステップ4で覚えた3つ。
- 王手の放置、自分から玉を取られる升に動かす玉が取られる状態のまま手を渡してはいけません。
- 二手指し・動けない動き1回に動かせるのは1手だけ。駒の動きと違う動かし方もできません。
- 連続王手の千日手同じ局面が4回現れると「千日手」で引き分け。ただし王手をかけ続けて千日手にした側は負けです。
はじめの指し方
玉を金銀で囲う
序盤は、まず玉を戦いの場所から遠ざけ、金と銀で守ります。左の図は「美濃囲い」という囲いの一つ。玉・銀・金2枚がまとまっていて、崩されにくい形です。
攻めは「角道を開ける(▲7六歩)」「飛車の前の歩を進める(▲2六歩)」から始まることが多いです。
駒の損得を考える
強い駒を取られないように、そして相手の駒をタダで取れるときは取りましょう。価値の目安は「歩1・香3・桂4・銀5・金6・角8・飛10」くらい。ただし終盤は、駒の得よりも「先に相手の玉を詰ませる」速さが大切です。
覚えておくと役立つ格言
玉の早逃げ八手の得危なくなる前に玉を安全な所へ逃がしておくと、後で大きな得になる。
桂の高跳び歩の餌食桂は戻れない駒。跳ねすぎると歩で取られやすい。
歩のない将棋は負け将棋持ち駒の歩は、受けにも攻めにも使える大事な駒。
玉は包むように寄せよ一方向から攻めると逃げられる。逃げ道をふさぎながら近づく。
まずは駒落ちから 強い方が駒を減らして戦う「駒落ち」は、昔からある練習方法です。「対局」では、コンピューターが飛車・角・香・桂を落とした六枚落ちから始められます。